むかしむかし、鬼が人をさらっては食べてしまうので、人々は大変困っていました。0 ~3 [9 w2 h; \
很久很久以前,鬼要抓人来吃,为此人们深受其害。
7 q0 `. _. |. N* d5 U. A6 J2 G% ~4 T その事を知ったお釈迦(しゃか)さまは、鬼たちを呼びつけると、まっ黒くなるまでいったマメを渡して言いました。「このマメを畑にまき、マメから芽(め)が出るまでは、决して人を食べてはいかんぞ」
- M2 T+ j2 V7 H* {; Y 释迦知道这件事之后,就把鬼们喊来,交给他们漆黑的炒过的豆子,说道:“把这个豆子种到田里,在豆子抽出芽之前,不能吃人。”' @! J% I' [1 y/ \ {4 f" w
「では、マメから芽が出れば、人を食べてもいいんですね」5 Z, v# \/ P9 w: f+ t5 l$ O8 l
“那么,豆子要是出芽了,就可以吃人了吧”. F$ }# @0 \& a( |+ p( _
「そうだ。マメから、芽が出ればな」6 ^. |2 u' c6 s
“是的。如果豆子出芽的话”1 P1 \% j [5 o2 ?( F) e* ^9 G
そこで鬼たちは毎日畑に行って、热心にマメに水をかけ続けました。( Z' k; s9 C7 L9 x' i+ s% u
于是鬼们每天都去田里,热心地给豆子浇水。' e+ U% Y" D( a+ v
いったマメからは芽が出るはずはありませんが、鬼の努力が実ったのか、なんと一ヶ月後にいったマメから芽が出てきたのです。
0 [. [+ @7 S9 f- |( ], \ 炒过的豆子应该是不会出芽的,但大概是鬼的努力有成效了,一个月之后豆子居然出芽了。
4 O8 S+ f- Q5 v8 f& u) Y0 D8 t 鬼たちは喜んでその事をお釈迦さまに知らせに行きましたが、困ったお釈迦さまは、「今日はいそがしくてて、见に行けない。明日は必ず行くから、待っておれ!」と、鬼たちをひとまず帰しました。 L) e8 K% M0 @
鬼们高兴地去通知了释迦,但是深感为难的释迦却说道:“今天我很忙,没办法去看。明天一定会去看的,所以等着我。”鬼们就只好先回去了。/ ~$ w# f' A! ?1 p! {8 K* C
「それにしても、いったマメから芽が出てくるとはな。さて、今晩中にマメの芽をなくさなければ、大変なことになる」
! o" l% \' S" d& S1 x% a6 y “即便如此,炒过的豆子还是出芽了啊。那么,要是不在今晚把豆子的芽除掉,就惨了。”& G$ B% o# ~9 T
そこでお釈迦さまは、ネズミたちを呼ぶと言いました。「お前たち、今すぐ鬼の畑に行って、マメの芽を根っこから食べてこい」
9 e- `( p9 Y% z; q7 @; W1 S% ~' { 于是释迦就喊来老鼠们说道:“你们今天晚上赶紧去鬼的田地里,把豆子的芽连根吃掉。”
1 K. j1 N+ L) m7 u" T! P2 L 次の日、お釈迦さまは鬼の家に行って言いました。「お前たちの畑を见てきたが、畑には一本の芽も出ていないぞ。さては人を食べたくて、うそをついたな!」* B$ T; _5 T& j) W- }8 m
第二天,释迦到鬼家说道:“我看了你们的田地,田里连一根芽都没出来。是想吃人所以说了谎吧!”
( ^$ c* F$ Q& f0 P* d+ Q2 u2 h. T, K しかられた鬼たちは、首をひねりました。「おかしいな。确かに、マメから芽が出たはずだが」# m% Q6 _; U* U2 t- P6 h
被指责了的鬼们百思不得其解。“好奇怪啊。豆子的确发芽了啊。”$ `) V" R5 o& G! D, Y! v; [
そこで鬼たちが畑に确かめに行くと、近くの木に止まっていたカラスが言いました。「マメの芽なら、さっきお釈迦さまのネズミが来て、全部食べて行ったよ」8 x% [! e7 h& q' \) \, |* P, X
于是鬼们就去田地里确认,停在附近树上的乌鸦说道:“豆子的芽啊,刚才释迦的老鼠来过,全部都被吃掉了。”
6 Y7 O. ^2 [: m$ Q$ |4 D5 ? それを闻くと、鬼たちは怒って、「お釈迦さまがネズミを出してマメの芽を食べさせたなら、俺たちはネコを出してネズミを食わしてやる」と、ネコを出してネズミを食べるように命令したのです。7 v. E4 e4 i. E) ]- r
鬼们听完之后,大怒道:“释迦放出老鼠把豆子的芽都吃掉了,那我们就放出猫把老鼠都吃了。”然后就放出猫,命令它们去吃老鼠。: e% }' g' `, b+ y4 @
そんなわけで今でも、ネコはネズミを追いかけるのです。
" c7 N' F3 h! M/ o$ s 这就是至今为止猫还要追着老鼠跑的原因。 |