有声日语：やぎさんのお仕事

会计考友

　　朗読：田中理恵
　　森の中ではたくさんの动物たちが仲良く暮らしていました。
2 [1 I4 T  _( d  m. U! a　　ヒツジさんはもこもこの毛をカニさんに切ってもらって皆に暖かいマフラーを编んでくれます。鱼さんは川のお扫除をして水を绮丽にしています。うしさんは皆に牛乳を分けてくれます。ライァ◇君は皆を守ってくれています。だけど、やぎさんは何もできませんでした。
　　「ほかの动物たちは皆のために役に立っているのに、仆にも皆のように何かできることがないのかな。」
　　やぎさんが悲しそうにしていると、森に住んでいる樵の娘は「大丈夫よ、やぎさん、あなたにもきっと役に立てることがあるわ。」と、いつもやぎさんを慰めてくれていました。
4 V: Y9 I% B0 W' S- Q　　そんなある日のこと、やぎさんと仲良しだった女の子が隣町にお嫁に行くことになったのです。ちょっと寂しかったけど、皆笑顔で见送ります。けれど、やぎさんは寂しくて寂しくてずっと女の子の去って行った方を眺めていました。
; v# G7 `, q  R- Q  a  [3 S" P　　夜になり、月が辉き出した时、地面がきらりと光りました。
: B- C& I; {5 [; o4 k- d　　「わっ、これは、女の子の结婚指轮じゃないか。」やぎさんはすぐに指轮を拾い上げ、女の子を追いかけます。
　　けれど、やがさんは走り出したとたん、お月様が顔を隠してしまったのです。
　　「真っ暗で何もみえないよ、で、でも、ぼくは负けない。」やぎさんは暗闇の中を走り抜けました。
　　途中で転んで指轮を落としてしまったりもしたけれど、通りかかった亲切なお姫様に手伝いをまらい、やぎさんは何とか指轮を见つけ出すことができたのです。
: z# ?' ]" j6 n: L& k5 w' J　　それから、登り始めた朝日に向かって、一所悬命走り続けました。
　　そうして、ぼろぼろになりながらもやぎさんは何とか教会に辿りついたのです。
$ E( z4 B4 z' g0 p# l' @& m7 Z# J7 |- f　　やぎさんは指轮を渡すと女の子はやぎさんに抱きついて喜びました。
% F& {+ f# M5 s6 p; K! S　　「ありがとう、やぎさん。あなたのおかげで、私は结婚式を挙げることができるわ。本当にありがとう。」
　　この时、やぎさんはやっと自分も人の役に立てたのだと思いました。そして、何もできないと叹いているばかりだった自分を耻ずかしくと思ったのです。
　　「そうだ、仆にだってできることがあるんじゃないか。」
0 X1 I1 z% e- x6 L( k/ C& }) M# z: s　　そうおもったやぎさんは森に帰ると邮便屋さんを始めました。そして、毎日森の皆の荷物を运んであげているのです。
　　お仕舞い。